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Devil May Cry新作発表会
|||||||いよいよ新作の発表だ!
(2000/11/16)
(最終更新2000/11/19)
16日の、新宿のホテルにてカプコンのDevilMayCry(デビル・メイ・クライ)の新作発表会がありました。
元々バイオの新作として始まったプロジェクトでしたが、途中で内容を変更してデビル・メイ・クライとして登場することになった経緯などを語っていました。

同時にCODE:Veronica完全版の発表も行なわれました

発表会終了してすぐの20時頃から公式HPがオープン!QuickTimeによる動画配信が始まっています。

url : CAPCOM WORLD「DevilMayCry」制作発表会

★大変込み合っていますのでDLどころかWebすら真面に見れない場合があります。時間をずらすなどしてご覧ください。


デビル・メイ・クライ
三上真司プロデューサ/神谷英樹ディレクターは「(デビルの)テーマは(バイオの『恐怖』ではなく)『カッコ良さ』を追及していく。カッコ良ければすべてよし」という。
確かに戦闘は2丁拳銃をぶっはなし、近くにいる敵を剣で切り裂き、プレイヤーのジャンプ力も桁外れ…揚げ句の果てに変身までする
キャラクターだけでなく、戦闘そのもののカッコ良さも追及しているようだ。
グラフィックはフルポリゴンで表示。


三上P「正直いって昨年の年末ぐらいから、バイオのプロジェクトとしてスタートさせていて『(バイオからズレて)まずいなー、これはやばいよー』と感じていたんですけど…約半年前に思い切って『バイオとは違うタイトルに切り替えてがんばっていこうよ』という事になり、その結果がこの映像(デビル)です」

「プロジェクト自身はかなり前からスタートしていて『新しいバイオを作る』という事を目指していたんですけど、ディレクターの神谷(バイオ2ディレクター)が今回かなり暴走ぎみで…僕はプロジェクトをスタートする時に『新しいバイオにしよーよ。そろそろバイオのフルモデルチェンジだよ』というところをヘタに言っちゃったので、(神谷Dが)調子こいてドンドンドンドン暴走していって…僕自身が言った事なんで今さら(今までのバイオの)固い線に変更する訳にいかなくなって、こういう結果になりました。ただ、僕としては今回に関しては結果オーライというカタチにはなっていると思います」

「今までディノとかもリリースしてきていたんですけど、今回も(バイオとは)まったくと言っていいほど違う作品になっていると思います」

「尚、今回の公開した映像ですが、正直、内容・クオリティというところが時間がなくて納得した仕上りになっていません。」
(この後の実機のプレイ中に画面が数秒間止まる事もあったようだ)


「バイオ4は別プロジェクトで『バイオ1を越える恐怖』を今度こそ実現するんだ!というのを元にじっくり時間をかけてこれまで以上に本気のゲーム作りを目指して頑張っていますので、そちら方も首を長くして待って頂ければと思います」

神谷D「さっき三上Pが話しましたとおり、本来バイオをPS2での新しいシリーズを作っていこうというプロジェクトではありました。で、三上Pが『新しいバイオを作ろう』という事を僕なりに純粋に受け止めてカタチにしたらこうなったという事で…途中から更にプロジェクト名を変更して仕事を進めていきまして…バイオとはまた違った世界観のゲームが出来たかなぁと思います」

「世界観は、今回バイオテクノロジーで説明出来る様な科学的な世界ではなくて、見てもらえばわかるように『魔界』という設定を持ってきています。ここまでしてドラスティックにバイオの世界観が全く違うものをという風に変更したのは、メインテーマである『カッコ良さ』、これはバイオハザードの新シリーズとして作るとしたら(カッコ良さというテーマを)僕のメインテーマの中で掲げていたことなんですが…カッコイイゲームを作ろうと。やっぱりカッコイイというのはプレイヤーのデザインであったり、アクション全てをカッコ良くしていきたい…(それを実現しよう)という時に、とても人間じゃできないというようなアクションをしたり、人間ではとても生きていられない様な攻撃を受けても平然と立ち上がってきて立ち向かう様な事を表現したかったんで、それこそが…熱くて…シビレるカッコ良さだろうと考えてこの世界観をもってきました。」

「フルポリゴンという表現手法も、キャラクターデザインもカッコイイ・アクションもカッコイイ(のを実現したい)…それはやっぱり映す絵がカッコ悪かったらそれは(絵が)全然死んでしまうんで、いろんなシチュエーション…プレイヤーが移動する時やイベントシーンや(プレイ中の)バトルのシーンもカッコ良く演出したいなぁ…というところで自在にカメラワークを使える様フルポリゴンという手法をとりました。これによってスピーディーな動的イメージもゲームの中に出せる事が出来たんじゃないかなと思います。」

「僕個人、スゴイ熱くて…カッコ良さにシビレる様なゲームになってきたと思ってるんでその辺をぜひ期待して…もちろんこれから(開発に)戻って、やる仕事も山ほど残ってるんで、今のクオリティも格段に上がると思います。ですからその辺を期待して待ってほしいなぁと思います。で、その辺が熱い男の世界をわかる女の人も、もしいらっしゃっいましたら、ぜひ楽しみにして頂きたいなぁと思っております(笑)」





BIOHAZARD CODE:Veronica完全版
三上P「えー、これまでのバイオの中でも一応最高傑作という内容のレベルである『CODE:Veronica』それのPS2への移植版です。と同時にDreamcastの方も来年3月22日、バイオ5周年を記念して同時リリースをします。タイトルに関しては『CODE:Veronica完全版』というタイトルです。タイトルの『完全』というのは完全移植という(意味)のではなくて…(前回でも)Dreamcastバックアップ対策の中でここまでやってきたよーというのはあるんですけど、正直ディレクターが当初に描きたかった『ウェスカーとクリスの対立』であるとか『スティーブの行方』であるとか、そういうところをイベント中心にかなり追加をしまして…ストーリー性というところで『核の部分をかなり追加』をして、そこでストーリーの広がりが、っていう…。ま、ゲームの細かい中身の方はディレクターの加藤が僕の知らないところでチョコチョコと触っているみたいですけど、大まかに言うと『ストーリーが厚くなった・未公開シーンがたくさん増える』というところです。」

「前回のCODE:Veronicaでは、ゲームの終盤でかなりウェスカーが登場する回数っていうのが、最初僕が思っていたよりも少なくて、だいぶOK(を出していた)のシーンがカットされた部分があるし、敵方のアレクシアと対決するシーンというのもほとんど描かれずに終わってたんで、ディレクターの加藤に『追加してよー!』…っと言うところと、まー加藤D自身もそういう(カットした)ところをもっとたくさん入れたい、…っと、言うところで合意に至って、こういう作品になってしまったんですけども…正直いって僕自身Dreamcastで40万本というタイトル本数に関しましては全然納得するところではないんで、PS2というところのマーケットで再度出す事で、より多くのユーザーに…やっぱり本当にいいものを存分に味わってほしいなと考えてます。」



BIOHAZARD 4は来期は発売できるのでしょうか?
三上P「来期ですか?正直いって難しいですね。今回に関して言えばバイオハザード1ユーザーが受けたような恐怖によるインパクトというところを(同じテーマで)そこまで長く続く(過去のバイオ作品の)シリーズを越えるものを目指して頑張っていますので、その辺のクオリティというところを重視しながらじっくり作っているので…」
おまけ(^^;
会場ではデビルの実機プレイができ、実際にプレイしたり、質問に答えていた。

バイオ5周年ということで、過去に授賞した賞やバイオライセンシーグッズが並べられていた。

会場の部屋の光で目が赤く輝いている三上さん(^^;ウェスカーっすか?(笑)

画像は開発中のものです/カプコン提供
写真:chamil(宮内)/文:Ken+(荒木)
(c)CAPCOM
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